名古屋市の多目的アリーナ「IGアリーナ」を運営する愛知国際アリーナ(名古屋市)は、中部電力ミライズが提供するリユース(再使用・中古)太陽光パネルを活用したオフサイト型PPA(電力購入契約)サービスを導入する。9月8日に発表した。
同サービスでは、リユースパネルを採用したIGアリーナ専用太陽光発電所の電力をIGアリーナに供給する。太陽光パネルの出力は約90kW、年間発電量は約7.5万kWhの見込み。IGアリーナに設置される大型映像装置(センターハングビジョン、リングビジョン、リボンビジョン)の消費電力(1日4時間)を365日分賄える電力量に相当する。
発電所は三重県に設置し、2025年度内に運転を開始する予定。発電事業者はハウスプロデュース(大阪市)。リユースパネルは、丸紅と浜田が共同設立したリクシア(東京都千代田区)が供給する。リユースパネルは、品質検査をクリアした使用済み太陽光パネルを再使用したもので、3年間の製品保証を付帯する。
IGアリーナでは、7月から中部電力ミライズが提供するCO2フリー電力「Greenでんき」を100%導入しており、今回その一部を追加性のある再エネに切り替える。中部電力ミライズによると、リユースパネルを用いたオフサイト型PPAは国内初の取り組みという。