電源開発(Jパワー)は9月2日、米国現地法人J-POWER North America Holdings(Jパワー・ノース・アメリカ・ホールディングス=JPUSA)を通じて、米国テキサス州南部にメガソーラー(大規模太陽光発電所)「チャージャー太陽光発電所(仮称)」を建設すると発表した。
同発電所は交流出力394MWで、全米で約440カ所ある100MW以上のメガソーラーのうちトップ20に入る規模という。CO2削減効果は、年間約58.5万tの見込み。敷地面積は約14km2で、東京ドーム297個分、山手線内側(63km2)の約4分の1に相当する。
Jパワーにとって、米国のメガソーラー事業で初の単独開発案件になる。4月から準備工事に着手しており、8月から本格的に着工した。2026年11月の営業運転開始を目指している。
Jパワーの海外における再エネ発電プロジェクトは、タイにおけるバイオマス発電と太陽光発電5件、中国における水力・風力・太陽光・揚水水力発電、フィリピンにおける水力2件、揚水水力、オーストラリアにおける太陽光2件、英国での洋上風力、インドネシアでの流れ込み式水力で営業運転中。合計出力は3663MW、うち持分出力は927MW。また、チャージャー太陽光発電所のほか、オーストラリアにおける陸上風力、揚水水力、太陽光、タイでの太陽光、フィリピンの水力、インドネシアの流れ込み水力5件を建設・開発中。