大阪万博の輸送トラック、リニューアブルディーゼルを活用

伊藤忠エネクスは、日本通運(東京都千代田区)が大阪・関西万博の輸送業務に使用するトラック向けに、廃食用油などから製造した「リニューアブルディーゼル燃料」を供給している。8月25日に発表した。

 フィンランドのエネルギー企業Neste(ネステ)がシンガポールで製造した100%カーボンニュートラル燃料となる。食料と競合しない食用油や廃動植物油などを原料とする。

 従来の車両や供給設備をそのまま利用でき、LCA(サイフサイクルアセスメント)ベースでのCO2排出量を軽油と比較して最大90%削減できるという。

 伊藤忠エネクスがリニューアブルディーゼルを輸入し、日本通運のグループ企業であるNX商事(東京都港区)に販売する。伊藤忠エネクスでは、2021年からリニューアブルディーゼルの国内流通を開始している。

 日本通運は、大阪・関西万博の推奨物流事業者・場内貨物取扱指定事業者の指定を受けており、NX商事を通じて100%リニューアブルディーゼル燃料を調達することで万博に関連するCO2排出量を削減できる。期間は6月〜10月。CO2削減量は約3.2tを見込んでいる

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